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                                          ~ 幸せを提案する本のコーナー ~
 私の6月15日Blogを見て頂いた方は分かられると思いますが、私は 『宗教』 に関
して少々 考えや思いが有ります。何故なら有史以来、2回の大戦を除くと、世界で起
きた戦争の半数以上は宗教が関係した戦争だと、その昔本で読んだからです。あの
「9.11」 アメリカ同時多発テロも、それ以降のアフガニスタンへの報復戦争も宗教が
深く関わっているのは御承知の通りです。
 しかし日本の義務教育(小中学校)では、戦後の屈折した「非宗教教育」の名のもと、
学問としての宗教や人間と宗教との関わりすら深く教えようとしなかったのです。例え
ばアメリカ人の9割以上の人が神の存在を信じています。また殆どのイスラム教徒の
人々は天国や地獄の存在を信じているのです。その様な世界の人々と仲良くしてい
こうと(世界平和)思うのなら、私達日本人は 『宗教』 というものをもっと知らなければ
ならない筈です。 戦争と言う不幸を招かない為にも、他国の人々の価値観を大きく
左右する 『宗教』 を学んで頂ければ幸いです。
 これこそ、日本人のグローバルスタンダードへの近道です!
         book_021.jpg  宗教を持たない事と 宗教を知らない事は
                                              まったく違う事です。

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※「池上彰と考える、仏教って何ですか?」は、もっと深みが有りますよ。
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 東日本大震災や先週の九州北部豪雨災害等の天変地異の事ではなく、それらの
事も含めた今日本社会に起きている様々な現象に対する日本人の対応能力の欠如
の事を言いたいのです。


 まず「原発」:地震大国の日本で大地震発生地域と言われている太平洋沿岸に原
発を作った事が最初の大失敗、しかし40年前の日本のエネルギー安全保障を考え
れば原子力発電を導入した事自体は止むを得ないと感じます。(5月31日Blog参照)
 ここ数週間「脱原発」「再稼動反対」デモが注目されていますが、民主主義のアイテ
ムとしてのデモや集会は大賛成です。 が、丁寧な議論もせずに哲学感の共有も無
いままに行動を共にする事は、日本の民主主義の発展に寄与するとは考えられない
のです。その先例が60年安保の学生運動指導者、故 藤本敏夫氏 と獄中結婚した
歌手の加藤登紀子さんが「あの頃私達は安保条約の内容を良く知らなかった。ただ
二度と戦争をしてはならないと思っていた。」という弁に表われています。つまりデモ
に参加される国民の皆さんは 『木を見て森を見ず』 にならない様に気を付けて頂
きたいのです。特に問題に思うのは 鳩山元首相菅前首相 の行動やワンフレ
ーズの発言、それと今回のデモを客観性を欠いた報道をする一部のマスコミ。 本当
に国家存亡の危機です。

 次に「教育」:教育は国家百年の大計と言う言葉が有りますが、教育は人間そのも
のを畜生(動物)から離脱させる唯一のアイテムであると言う事は誰もが異論の無い
所でしょう。
 では今の教育界の人々は、畜生から離脱させ、博愛に満ちた人間に育てようとの
使命感や責任感・目的意識を持って職務に携わっておられるのでしょうか。先般から
大津市の中学生いじめ自殺事件が世間を震撼させていますが、あの加害者の3人の
中学生がした行為は明らかに畜生が行なう「弱肉強食」そのものであり、到底人間ら
しさの微塵も無い行ないです。そして教育長や校長の報道会見での態度や表情は、
「無責任」 「事勿れ主義」 「隠蔽体質」そのものと感じたのは私だけでは無いと思い
ますが、いかがですか? しかしこの事は大津市だけではありません。もう日本の至
る所、特に教育界の肩書きの有る方に大津市の教育長や校長の様なタイプの方が
とても増えています。導くべき立場の人々がこれではどうにもなりません。教諭の皆
さん、今一度博愛に満ちた人間を育てる為に、共に頑張りましょう。博愛が無理なら
まずは 『笑顔』 で十分です。海外の子ども達を何千人と見ましたが、何時も日本の
子どもが笑顔がとても少ないと感じています。 本当に国家存亡の危機です。

 最後に「災害」:先週熊本市の一部の地区で大変な水害が有りました。その中でも
特に酷かったのは龍田陣内、1階が全て水に浸かり70名の住民が孤立し自衛隊の
ヘリまで救出に出るほど。しかし私はこれも残念ながら「原発」と同じ 『人災』 だと感
じています。同地区は大きく蛇行した白川の内側の地域、昭和28年の白川大水害で
も被災している一見中州にも近いような場所です。用途地域を住居地域のままにして
いたのが行政のミスですね。
 さて、最近は実経験や実体験の無い人を組織の責任ある立場に置くケースが目立
ちます。そして東日本大震災復興に時間が掛かるのも、原発事故が拡大したのも、
上記の水害で避難指示が遅れたのも、その様な経験体験の無い人を責任ある立場
に置いた為だと私は考えます。現場で額に汗し、現場で創意工夫をし、少しでも改善
する事で公共の福祉(国民益)に適った仕事をしている方々が多数おられます。今の
様な、日本の学校の5教科のみに重きを置く受験や公務員試験を続けていけば、社会
を動かす指導的立場の人はみんな頭でっかちばかりになってしまいます。私が私大
出だから僻んでいる訳では有りません。勉強が出来る事は素晴しい事だと思います。
しかし学校の勉強が出来て世の中に役に立つ方はその100倍、いえ1000倍素晴しい
方だと思います。これが先進国のグローバルスタンダードです。

 明日から夏休み。 子どもさんと一緒に考えてみて下さい。 貴方の家族を含めた、
みんなの幸せの為に!!!
   本当に 『国家存亡』 の危機なのです!
 謹んで被災された皆様方に、お見舞い申し上げます。

 Weekly Blog を度々続けて書くのは Weekly ではない様な気もしますが、余りに
も世間がざわついていますのと、報告案件が重なりましたので御了承下さい。
 先日、本市議会の財政関係の特別委員会が開催され、熊本市の都市建設局と環
境局の現時点における財政健全化への取り組みについて、下記の項目で詳細に報
告が有り各議員からの質疑及び意見聴収を致しました。
 1.技術力向上等の取組み状況
  ・土木・建築職員研修参加状況について
  ・公共事業コスト構造改善プログラムについて
  ・各建築業会と市役所との連携について
 2.効率かつ適正な業務改革
  ・データに基づく計画的・効率的な道路・公園の維持管理について
  ・道路台帳地区データや測量基準点の活用について
  ・効率的かつ適正な予算管理について
 3.ごみ減量全般の取組みについて
 4.新西部環境工場の整備・運営手法(DBO)について

 市職員は一人ひとりがそれぞれの立場で頑張っている事は理解します。しかし今
日の公務員の置かれた環境(先例踏襲の非成果主義)では、一人が努力してもなか
なか広がりの有る効果や結果に辿り着きません。また公務員だけでは有りませんが、
理念や哲学感を持つ人がどんどん少なくなって来ていると感じます。たとえば「ごみ
減量」と言いますが人口減少・労働人口減さらには産業の空洞化の現状を考えれば、
ごみは減って当たり前!!  また新しいごみ焼却工場を作ると言いますが地球温暖
化対策との整合性をどうするのか! 何故なら世界のごみ焼却炉の数で言えば6割
以上が日本国内
に有ると言われてます。 (例:日本1893、ドイツ51、フランス100等)

 私達日本人は「木」ばかりではなく、「森」や「山」を見る力を持たなければなりません!!!
                                                     (グリーン文字=リンク)
 よくぞ決断されました。同じ政治家として党派を越えて敬意を表します。

 私が中学校のPTA会長時代に生徒による学校校舎の窓ガラス118枚が深夜に割ら
れると言う、当時としては大事件が起きました。細かく書くと蒸し返す事となりますの
で控えますが、学校の内情や現場の体質、また教育委員会の姿勢等この時に嫌と
言うほど学ぶことが出来ました。

 越市長は37才、丁度私が市議会議員を辞め市長選に立候補した時と同じ年齢、よ
くぞ真実を直視し、今までの判断の誤りと認め、いじめ自殺裁判和解の結論を出され
た、今回の越市長の決断は「無責任」「事勿れ主義」の現在の日本の教育会や教育
現場に風穴を通す『歴史に残る決断』となるはずです。
 今年の1月25日に大津市長に成られたばかりで、この様な大問題と遷遇され多分
「うそ八百」の教育委員会職員の説明を受け地裁の口頭弁論に出られたのだと推察
できます。普通の市長なら、殆どの市長は途中で真実を知ったとしても、教育委員会
に圧され、ズルズル裁判を高裁まで続けていくのでしょう。

 また1人、日本の『希望の灯』となる政治家をみつけた気が致します。
 越市長さん、赤の他人が差し出がましい様ですが、もし今独身でいらっしゃるのでし
たら、是非すてきな方と家庭を持たれ、その素晴らしい遺伝子を未来の日本に、世界
に、遺して頂きたいのです。 お願い致します!
                                                     (グリーン文字=リンク)
 主催は公益財団法人 日本生態系協会です。
  講義1.「チェルノブイリ視察報告」 佐野義則・協会総務部長
  講義2.「自然と共存した持続可能な国づくり」 池谷奉文・協会会長


 価値観を根本から見直す時が来たと、 その最大の理由として昨年10月世界の人口は
70億人を超えた事、それとは裏腹に日本は本格的な人口減少社会に突入した事を上げ
られ、政治家は未来を見据えて『持続可能な社会構築』と言う確固とした哲学を持って責
務を全うしてほしい、との池谷協会会長の挨拶から始まり、下記の様な項目の講義が有
りました。
 1.原発はメリットよりリスクが膨大で、そのリスクは子孫にまでおよぶ。
 2.社会資本は全てを財産と考えてはいけない。例えば耐用年数を超えたダムをどうす
   るか、廃棄するとするなら誰がどこからのお金で廃棄するのか。
 3.日本の農林水産業は産業化しすぎている。もっと自然と調和しなければ。
 4.ブータンは憲法に自然と人間の共存が謳ってある。日本も見習うべき。
 5.ドイツ等のビオトープネットに学ぶべき。
 6.日本は世界最初の人口減の国家なのだから、世界の手本となる哲学や理念を持て。

 ところで市民の皆さんは熊本市自治基本条例を御存じですか。実はこの自治体の憲法
とも言われる熊本市の条例の基本理念に『将来にわたる持続可能な社会の実現』が記載
されているのです。手前みそですが当時(平成19年)検討委員でした、山形委員と私で挿
入したのでした。
 明日の財政運営のあり方に関する特別委員会でも、その理念を元に今日勉強して来た
事をさっそく活用致します。